台風と野菜

 度重なる台風や大雨の影響だそうだが、野菜が高い。
先日テレビで見たニュースでは、野菜は年内いっぱいは高いままだろうというようなことを言っていた。
私のような貧しい生活をしている人間にとっては野菜の高値はかなりの痛手だ。
野菜を買おうとして手を伸ばして、値段を見て手を止めて、懐と相談して手を引っ込める。
私は比較的野菜が好きなので少々辛い。
キャベツ1玉600円、大根1本400円、ブロッコリー1株300円 etc.
天災のせいで野菜の収穫率が悪くなって値段が釣り上がる事情もわからなくはない。
だが、目が飛び出るような値段の野菜を見る度に、こんなに高くしてしまって野菜を買う人がいるのだろうかと疑問に思う。
いやしかし、結構いるのだ。
『高い…』と呟きながらも野菜をカゴに放り込んでいく。
みんな偉いなぁ、と感心する。
高かろうが何だろうが、体のことを考えたら野菜は必要不可欠だ。
私はそんな立派なことはしない。
お肉が高いときはお肉には手を出さないし、野菜が高いときは野菜には手を出さない。
よくないなぁ、とわかってはいるのだが懐が寂しくてとてもとても。
お肉が高くて買えないときはある程度他の食材で代用できなくはないが
野菜が高くて買えないときは一体何で代用すればいいのかさっぱりわからない。
だから余計に困る。

 今年は日本を縦断する台風が多い。
私の行動範囲は台風といってもそれほどひどい被害はないようだが
それほどひどくない台風の風で私の傘は折れ曲がってしまった。
他の地域では傘が折れたなどというかわいらしい被害ではなく、本当に深刻な被害を受けているところもあるという。
今年台風が多いのはやはり地球の温暖化現象が何らかの影響を及ぼしているせいなのだろうか。
地球の温暖化というのは人間が招いた現象であることは承知しているが
そのせいで台風がたくさんきたり気温が上がりすぎたりすると、自分達のしていることを棚に上げて
不満の1つや2つは軽く口にしてしまう。
勝手なものだ。

 そうすると、自然災害というのは言葉だけを見ると「自然による災害」ということになるのだろうが
実は人間が引き起こしていることになるのだろうか。
もしそうだとすれば、人が災害の元凶のくせに自然のせいにするなんて責任逃れも甚だしい。
そのようなことを考えていると、時既に遅しかもしれないが、
もう少し一人一人が環境改善に努めるべきなのではないかと思えてくる。
例えば、大気汚染の元になっている煙草を吸わないようにするとか。

 話は大幅に逸れたが、早く野菜が安くなってくれないかなぁ、と切に願う今日この頃。






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