昼間、ふと窓の外を見ると真っ青な空に1片の白い雲が浮んでいた。
下から見上げる雲は何と白く見えるのだろう。
あまりの白さにしばらく目を奪われた。
晴天の日に見上げる雲は純白だ。
飛行機から見下ろす雲は薄汚れていることが多いのだが。
汚れた雲はどんどん上昇して人の目から隠れるのだろうか。
そういうわけでもないのだろうが、見上げた雲は白かった。

 晴天の日の雲は本当にきれいだと思う。
空の青と雲の白のコントラストが見事だ。
毎日こんなふうだといいのに。

 晴天の日の雲はとても気持ちよさそうだ。
雲などというのは水蒸気の塊なのだから、それ自体が気持ちいいとか悪いとか
そういう感情はないはずなのだが、空を流れる雲は気持ちよさそうに見える。
あり得ないのに、雲は何を考えながら空を流れているのだろうか、とか
雲から見た地上はどんなふうに見えるのだろうか、とか
雲に天敵はいないのだろうか、とか
まるで子供の思考だ。
もごもご形を変えながら緩やかに流れる雲を眺めていると、ついつい時間を忘れてしまう。

 なぜ、雲はこれほどまでに私の心を和ませるのだろう。
私は時として雲になりたくなる。






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