ついに憧れの自作パソコンか

 私の大切なパソコンくんがついに壊れたかもしれない。
最近、頓にそう思うようになった。
最近、ネットへの接続状態が最悪になってきたのだ。
我が家ではADSLを導入しているが、パソコンの電源を入れて30分程で切断されたようになってしまう。
うまく表現できないのがもどかしいが、IEの画面が全て「サーバーが見つかりません」状態になる。
その後はパソコンを再起動するまで直ることはない。

 最初、プロバイダー側の問題かと思ってプロバイダーの技術系カスタマーサポートセンター
というところに電話で問い合わせてみた。
散々待たされた後、事情を話すと、何度か『お調べしますので』と言ってまた待たされた。
結局、よくわからないまま言われるがままにモデムの設定を少しいじって
『これで一度お使いいただきまして、まだだめなようでしたら
こちらではなく一般のサポートセンターの方にお電話ください』と言われて終わった。
技術的な問題ではないのかしら、と思いながら、やはり何も変わらなかったので
言われた通りに一般のサポートセンターに電話をした。
また散々待たされた挙句、さっきと同じように『お調べしますので』と言って待たされた。
結果、したことといえばモデムの初期化だけだった。
そして『これでお使いいただきまして、もし変わらないようでしたら
パソコン本体のHDの設定に問題がある可能性が高いのでメーカーさんにお問い合わせください』
と言われて電話は切れた。

 何が技術だ。
何が一般だ。
同じようなことしかしないくせにややこしく電話番号を分けないでくれ。

 やはりだめだったので、今度はメーカーのサポートセンターに電話をしたところ、
半永久的と思われるくらい長い時間待たされてから、若い男の人の声が電話に出た。
面倒くさそうで、人を小ばかにしたような、言葉を放り投げるように早口で喋る
その男の人にこれまでの経緯を説明すると、彼は私がまだ喋っている言葉の上に
自分の言葉をかぶせて冷たくこう言った。
『え〜、結論から言いますとぉ、そのようなHDの設定というものはありません』
そして、その後に考えられる要因として聞き取れないほどの早口で
専門用語らしき言葉をふんだんに織り交ぜていくつか問題点を列挙してくれた。
必死で聞きとって、一つ一つの要因に対してこういう対策をとったがだめだった、と説明すると
その度に嫌そうに『ああ、そうすかぁ。じゃぁ、それは原因ではないっすねぇ』と言い、
最終的に、モデムの放電をしてみるように助言をくれた上で
『もし、それでだめならHDが壊れている可能性が高いんでぇ、
一度点検というかたちで見てから必要なら修理するしかしょうがないっすね』
と言われた。

 まったくもって、近頃の若者は口の聞き方を知らないのだから。

 そして、パソコンくんはやはりだめだった。
修理に出すか、パソコン自体を新調するか悩む。
新調するなら、ここはやっぱ自分で作りたいよなー、と考えていると、
どんどんわくわくしてきて、修理に出す気はほとんどなくなった…。

 しかし、所詮初心者は初心者。
ドがつく素人である。
パーツはどれがいいかなぁ、CPUはどれくらいにしようかなぁ、
相性の問題もあるしなぁ、おとなしく組立てキットを買おうかしら、
と、楽しく悩みつつネットで調べると、自作パソコン関係サイトの多いこと。
だが、調べている間に3回もパソコンを再起動しなければならなかった…。

 近いうちに部品を買ってきてパソコンを組立てよう。
このパソコンくんが完全に壊れてしまう前に。

 この文章を打っている間にまたサーバーを見失ってしまったらしい。
これじゃぁ、アップロードという作業ができないじゃないか。






back
back to TOP世渡り下手の物語








SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送